2024
ベンチャーキャピタルから資金を獲得するには、自分が望むものはなにか、いくら欲しいのか、なぜほしいのか、を自身で把握することが重要で、目標が明確になる。この答えは、一言で言い表せば、できるだけ多くの資金を自分のビジネスを成長させるために、できるだけ高いバリエーションで調達することになる。
以下具体的に見てみたい。1、ベンチャーキャピタルに出会うカクテルパーティーに参加しているかが重要である。2、ベンチャーキャピタルとの相性が大切である。そして、ビジネスの規模にあったものであるか。3、資金調達額に関してはその規模は重要な中間目標まで定めるべきである。一般にアーリーステージの起業家は1年ごとから2年ごとに新たな資本を調達する。4、企業評価価値についても、次のラウンドの投資家の高まる期待に副うために必要な時間を稼げるほど十分な額の資金を確実に調達することである。5、自分のビジネスをベンチキャピタリストに売り込むという行為は、最も重要な問題である。そして、ベンチャーキャピタルの意思決定者に直接アクセスを持つべきである。エンジェル投資家とシード投資家、法律事務所は良き紹介者になる。それでも見つからないときは、何とかアクセスのある人を探し出す試練を乗り越える必要がある。
つぎに、ベンチャーキャピタリストに、その資本投資が別の資本投資に比べて並外れたリターンを生み出すことをアピールすべきである。下記の点がそのポイントである。
- ベンチャーキャピタリストに市場規模を理解してもらう必要がある。我慢強い教師のようなに刺激を与え続けることが必要である。
- チームが重要な判断基準になる。このベンチャー企業に支援させたいと思わせるチームは信頼感を与える。
- 製品計画である。市場のニーズに当てはまることを期待しているのではなく、最初の製品計画にいたるまでのプロセスを判断しているのである。
- 市場進出についてのリサーチである。採算性があるか、どのように顧客を獲得するかというビジネスモデルである。
- 今回のラウンドで調達する資金を用いて、達成を目指すマイルストーンを明確に示すべきである。
アントレプレナーにとってベンチャーキャピタリストは面接官でもある。そうした人を相手にどの様に振舞えば合格点をもらい、投資してもらえるか押さえておきたい点について知ることは大変有意義である。